謝礼交際

定年を前にして、第二の人生を考えた時、やはり再婚を望んでいる自分に気がつく。
もちろん、現実はそんなに甘くないし、再婚で失敗例もいくつも見てきている。
再婚で失敗して、人生プランがめちゃくちゃになった元同僚もいた。
結局、男の幸せというのは、女次第ということなのだ。
私の場合は、娘が結婚、息子が就職、そして妻が急死。ふと気付いたら、家の中がガランとして、無性に寂しい。
むやみに仕事して休日出勤なんかして、家にいるのを避けていた。
だが、やはり健康に関しては無理をしていたんだろう。ある日突然、体が言うことを聞かなくなり、かかりつけの医者まで這って行ったら、近くの総合病院に入院することになってしまった。
支援してくれる人がいるという友人の驚愕の事実
遠くに住んでる娘が都合をつけて来てくれたが、何とも居心地の悪い思いをしたものだ。
入院中、やはり頭をよぎったのは再婚のことだった。この先のことを考えたら、やはり一人は無理だ。
退院した後に、謝礼交際を始めたのだが、謝礼交際というのはどうしても女性がお金目当てという意味合いが強い。
金目当ての女ほど醜いものはないと思っている人間だから余計に謝礼交際には向かないのかもしれない。
背に腹は代えられないと覚悟を決めて、謝礼交際を続けるか、一人の最後を覚悟するか。
金さえあればある程度のことはできる。今の状態を維持できれば、娘や息子にいくらかの遺産は残してやれる。
謝礼交際などして、女に金をつぎ込んで資産を子どもたちに残せないのも可哀想だ。
だが、私一人で惨めな老後を過ごすことを思うと金など問題ではないという気持ちにもなる。
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